サーバー移管時のメール設定

サーバー移管

サーバーを移管する時に一番気を使うのが”メール”です。

同じメールアドレスなのにメールアカウントを変更しなくてはいけないだけでなく、サーバー移管の反映に時間がかかることもあり、きちんと設定できているか分かりにくいと思います。

代表的な2種類の方法を紹介します。

なお、レンタルサーバーのメールサーバーを使わず、独自ドメインのメールアドレスをDNSレコード設定でGmailなどを利用している場合は、本内容は当てはまりません。

目次

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サーバー移管時のメール設定とは?

まず基本的なメール設定は、Outlookなどのメールソフトにレンタルサーバーからもらっているメールサーバーの情報(POPサーバーなど)を設定していると思います。

サーバーを移管するということは、通常であればネームサーバーの変更を行います。

当然メールサーバーも変わるので、メールソフトの設定を新サーバーの情報に変えなくてはいけません。

それに伴ってメールソフトの設定も変更します。

POPサーバーや、SMTPサーバー、ユーザー名(メールアカウント)、パスワードなどです。

POPサーバーではなくIMAPで設定されている場合は、IMAPサーバーの情報を変更します。

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どちらの方法を選びますか?

ただし、ネームサーバーを変更する時に、ただメールソフトの設定を変更すればいいということではありません。

サーバー移管の際は”反映”というのを考慮しないといけません。

簡単に言えば、サーバーを移管したとしても一定時間(安全策として24時間程度としています)は、新旧どちらのサーバーも使う必要があるのです。

下記の図ですと緑色の部分が、新旧サーバーを併用する部分になります。

■abc@example.com宛にメールを送信する場合

□ネームサーバー変更の反映をまだ受けていない人

→旧メールサーバー宛に送信される

□ネームサーバー変更の反映を受けた人

→新メールサーバー宛に送信される

ネームサーバー変更時の反映については別途説明しますが、”サーバー移管時はしばらく新旧メールサーバーのどちらでも受信できるようにしなければならない”とご理解ください。

では、この新旧メールサーバーの受信方法ですが、代表的な方法としては2種類あります。

なお、どちらの方法も旧メールサーバーの(POPサーバー、もしくはIMAPサーバー)が、独自ドメインの情報の場合、IPアドレスや旧メールサーバーの情報に変更する必要があります。

■方法1 今まで使っていたメールアカウントを切り替える

今使っているメールアカウントの設定を変えることになります。

  • メリット:過去メールも新メールサーバーのメールアカウントで見ることができる
  • デメリット:サーバー移管の反映が終わるまで、旧メールサーバーの受信メールを確認するには、POPサーバーやメールアカウントなどをいちいち設定し直さないといけない

個人的にはこの方法の方が過去メールもメールソフトの同じ画面で見られるのでいいと思いますが、状況によって異なるでしょう。

私の場合、設定変更がそんない苦じゃないということもあるので(^^ゞ

メール受信量が多かったり、リアルタイムでメールを確認しないといけない場合、いちいちメールの設定画面を開いて、旧メールサーバー情報と、新メールサーバー情報を入れ直すのはかなり面倒にはなります。

■方法2 2つのメールアカウントを併用する

同じメールアドレスに対して、新メールサーバーの情報でメールアカウントを新しく作成します。

  • メリット:旧メールサーバーの受信メールを確認するのが「方法1」より楽
  • デメリット:旧メールサーバーで受信したメールを確認するにはメールアカウントを切り替える必要がある(※)

※旧メールサーバーで受信したメールデータを移行すれば、「方法1」と同じように過去メールも新メールサーバーのメールアカウントで見ることができます。

もし、メールデータを移行しなくとも、旧メールサーバーのメールアカウントを残しておけば、都度メールアカウントを切り替える必要はありますが、過去メールも見ることができます。

もちろん旧メールサーバーのメールアカウントではメール受信はできません。

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まとめ

  • サーバー移管時のメール設定とは?
  • どちらの方法を選びますか?
  • まとめ

といった内容でした。

今回はサーバー移管の中でも最も慎重にやるべきメールの設定についてお伝えしました。

1通でもメールを見逃すと大変ですよね?

ご自身に合った確実な方法を選んで、無事にサーバー移管ができるといいですね!


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