ドメインを使うためのネームサーバー(DNSサーバー)

DNSレコード設定

ドメインをホームページやメールで使うにはどうしたらいいのでしょう?

レンタルサーバーを1つ借りれば、ホームページやメールを利用できるようになりますが、そもそもドメインやサーバーの関係はどのようになっているのでしょう?

ドメインとネームサーバー、レンタルサーバー(Webサーバー、、メールサーバー)の関係をそれぞれ理解できるとサーバーの設定も理解しやすくなると思います。

目次

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ドメインとサーバーの関係は?

ドメインとサーバーの違いでお伝えしたように、ドメインとサーバーは別物であり、そのサーバーも大きく分けると3種類あります。

今までの説明では「3.サーバー」とひとまとめにしていましたが、実は「Webサーバー」と「メールサーバー」に分けることができます。

通常レンタルサーバーを契約すると、
  1. ネームサーバー(DNSサーバー)
  2. Webサーバー
  3. メールサーバー

をセットで借りることになります。

上の図でいうと赤枠内の部分ですね。
細かく言えばホームページであればFTPサーバーがあったり、メールであればPOPサーバーやSMTPサーバーとありますが、分かりやすくするために上記の3種類としています。

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ネームサーバー(DNSサーバー)とは?

ネームサーバー(DNSサーバー):ドメインとレンタルサーバーをつなぐもの

簡単に説明するとこういったことになりますが、なかなか理解されている方はいない気もします(^^ゞ

サーバーについてはホームページのデータをアップしたり、メールアドレスを作成したりしているので、Webサーバーやメールサーバーはなじみがあると思いますが、ネームサーバーはまったく別のものとなります。

  • Webサーバー:ホームページやブログのデータをアップするところ
  • メールサーバー:メールの送受信をするところ

 

ネームサーバー(DNSサーバー)を理解すればするほど、ドメインを利用する方法やサーバー移管もトラブルなくスムーズにできるようになります。

ネームサーバー(DNSサーバー)の仕組みを簡単に説明すると以下のような感じでしょうか。

ホスト(URL等の一部やメールアドレスの@以降)に来たアクセスを適切なWebサーバーやメールサーバー等に振り分ける

 

ホームページやメールのアクセス経路

みなさんがホームページを見る時やメールを送受信する際のアクセス経路としては以下のようになります。

  1. ドメイン(URL)にアクセスします。
  2. ドメインに設定されたネームサーバー(DNSサーバー)にアクセスします。
  3. ネームサーバー(DNSサーバー)内のDNSレコード設定にアクセスします。
  4. 目的のWebサーバーやメールサーバーにたどり着きます

 

 

実は世の中のホームページやメールはすべてこのような設定が行われているのですが、特に「3.」のDNSレコード設定は意識されにくく、なかなか理解されにくい設定となっています。

しかしながら、最近では前述したジンドゥーが顕著ですが、DNSレコード設定をするよう指示するサービスも増えてきました。

このようにDNSレコード設定を利用する機会も増えてきましたが、ホームページやメールの運用の幅も広がると思いますので、ぜひ理解いただければと思います。

 

ちなみにネームサーバー(DNSサーバー)はよくプライマリネームサーバー、セカンダリネームサーバーというように、2つ、もしくはそれ以上設定するよう指示されることが多いですね。

 

また重要なのは、サーバーを使うためのネームサーバーの変更やDNSレコード設定は”ドメイン側のコントロールパネルにログインして設定する”ことになります!

 

例)以下の場合はお名前.comのコントロールパネル:お名前.comNaviにログインしネームサーバーの変更やDNSレコード設定をすることになります。

上記の場合で混乱される方が多いのですが、ロリポップ!を使うためのネームサーバー変更はお名前.comですることをご理解ください。

もちろんドメインを他のサービスで利用している場合は、理由中のドメインサービスで行います。

 

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DNSレコード設定とは?

それでは”DNSレコード設定”とは一体どのようなものになるのでしょう?

興味がある方はインターネットの仕組み等をご覧いただければと思いますが、この世のWebサーバーやメールサーバー等はすべて”IPアドレス”という固有の番号が割り当てられ区別されています。

今、お使いのスマートフォンやパソコンにもIPアドレスが割り当てられていますし、ご覧いただいているこのホームページのWebサーバーにもIPアドレスが割り当てられています。

 

IPアドレスは以下のように数字の羅列です。

117.104.133.164

厳密には”IPv4”とか”グローバルIPアドレス”等、IPアドレスの中にも種類があります。

また、今後はIPv4ではなく”IPv6”という英数字が混在するIPアドレスが中心になっていくことでしょう。

 

ところで、みなさんは12桁の数字だけを覚えられますか?

Googleであれば○○○.○○○.○○○.○○○、Yahooであれば×××.×××.×××.×××といったように数字だけ覚えるのは大変ですよね?

人間はそこまで賢くないですw

しかしながら、google.comとかyahoo.co.jpとかの文字列であれば、覚えやすいですよね?

 

DNSレコード設定(ネームサーバー内の設定)は、ネームサーバー(DNSサーバー内に設定する情報となり、覚えやすい文字列を覚えにくいIPアドレスに紐づけます。

この紐づけのことを”名前解決”といいます。

レンタルサーバーを借りている方は、通常このDNSレコード設定はレンタルサーバー側でやってくれているので分からないんですよね。

 

ただ、DNSレコード設定は、ホームページとメールで別々のサーバーに振り分けたり、サブドメインの設定等、ありとあらゆる基本的な設定をする場所なのです。

逆に言うと、どんなにすぐれたデザイナーやエンジニアがホームページやブログを作ったとしても、そのホームページ等にアクセスするためのDNSレコード設定ができないと世の中に公開できません。

 

DNSレコード設定の詳細についてはボリュームも多いので、以下ページをご確認ください。

DNSレコード設定とは?

 

DNSレコード設定は1~4まであるアクセス経路の中で、あまり聞きなれない部分ですが重要な設定ということをご理解いただければと思います。

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まとめ

  • ドメインとサーバーの関係は?
  • ネームサーバー(DNSサーバー)とは?
  • ホームページやメールのアクセス経路
  • DNSレコード設定とは?

といった内容でした。

ドメインとサーバーは別物であり、サーバーは大きく分けると以下の3つに分けられます。

  1. ネームサーバー(DNSサーバー)
  2. Webサーバー
  3. メールサーバー

また、ネームサーバー(DNSサーバー)は、

ホスト(URL等の一部やメールアドレスの@以降)に来たアクセスを適切なWebサーバーやメールサーバー等に振り分ける

という働きをしていました。

そして、アクセス経路は、ドメイン(URL)から数えると4つありました。

そのDNSレコード設定はネームサーバー(DNSサーバー)内で設定するものであり、ありとあらゆる基本的な設定をする場所なのです。

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